有名なモデルやイラストキャラの再現に挑戦
画像生成AIの高度化に伴い、有名人や人気キャラクターを再現する試みが増えています。写実的な人物画像や、特徴的なイラストを生成できるかにチャレンジしてみましょう。
マリリン・モンローの写真の再現
映画スターマリリン・モンローは、20世紀を代表する美人と言えるでしょう。彼女の色香に富んだ魅力的な表情や仕草を、画像生成AIで再現することはできるのでしょうか。
以下のようなプロンプトで生成を試みました。
An extremely highly detailed photorealistic portrait of Marilyn Monroe in her iconic white dress, with sultry makeup, windblown blonde hair, and alluring expression, in the style of 1950s Hollywood glamour photography
プロンプトでは、マリリンのアイコニックな白ドレス姿、官能的なメイク、風に乱れた金髪、色っぽい表情を指定。さらに撮影年代やグラマー写真のスタイルも細かく指定しています。
生成された画像は、実際の写真に非常に近い再現度を見せました。表情や仕草、ドレスの質感やシワまでリアルに再現されており、プロンプトの効果が窺えます。しかし、顔の特徴は完全には再現できていないようです。
ドラえもんのイラスト再現
一方、アニメやマンガのキャラクターを生成する試みも行われています。日本を代表する国民的キャラクター「ドラえもん」は、どこまで再現できるのでしょうか。
A highly detailed anime-style illustration of Doraemon, the iconic blue robotic cat from the future, with his red iconic toolbox pouch, yellow bell, and square pupils, in the style of classic 1970s anime
プロンプトでは、青い円っぽい体つき、赤い四次元ポケット、黄色い鈴、四角い目の目元といった特徴的な要素を指定。さらに1970年代の古典的アニメスタイルを意識しています。
結果、キャラクターの特徴はある程度再現できていますが、完全には描けていないようです。イラスト特有の線画や質感を再現するのは難しいようです。
プロンプトの工夫点や生成画像の評価
このように、有名な人物やキャラクターを再現する試みは一定の成果を見せつつも課題も残されています。
プロンプトを効果的に設計するポイントは、参照するスタイルや描写の指定、細かい特徴の列挙です。ただし、文字だけでは伝えきれない部分も多く、完璧に再現するのは難しいようです。
人物写真に比べ、イラストの描線や質感を生成するのが難しい点も確認できました。写実的な画像と非写実的なイラストでは、生成の難易度が変わってくるようです。
今後、さらにAIの精度が向上すれば、よりリアルで完成度の高い人物画像やイラストの生成が期待できそうです。これらの事例は、現時点でのAIの能力を示すと同時に、今後の発展の余地も示していると言えるでしょう。
コメント