IR銘柄! セガサミー企業分析

企業分析

今回は2023年4月12日 カジノを含む統合型リゾート(IR)の開業計画大阪府 夢洲への誘致計画を政府が認定する方向で進めているとの報道で盛り上がっている。関連銘柄の「セガサミー」について企業分析・研究をしていこうと思います。

セガサミーホールディングス企業概要

項目セガサミー概要
本社所在地〒141-0033 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー
日経業種分類機械
英文社名SEGA SAMMY HOLDINGS INC.
代表者名里見 治紀
設立年月日2004年10月1日
市場名東証プライム
上場年月日2004年10月1日
単元株数100株
従業員数(単独)406人
従業員数(連結)8,195人
平均年齢41.8歳
平均年収8,050千円
特色パチンコメーカーのサミーとゲームメーカーの合弁
連結事業エンタテインメントコンテンツ(ペルソナ5等)、遊技事業、リゾート事業

セガサミー売上営業利益推移

売上は2021年まで減少傾向が続いていましたが、底打ち2023年は450億の営業利益を予定しています。

各種セグメント売上・営業利益推移について

各セグメントごとの売上推移

遊技(パチンコ・パチスロ機器)の減少・ゲームなどのエンターテイメントが売上の軸になってきています。

各セグメント営業利益

※ セガサミーIRページより抜粋

稼ぎ頭であった遊技は徐々に利益減少。コロナ期間には赤字を計上していましたが底打ちしています。 リゾート事業が万年赤字なのが気になります。

セガサミーバランスシート

.2023年3月期第3四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年12月31日)

バランスシートもグラフ化し出してみました。自己資本比率も60%を超えており

利益剰余金も上積みできています。4月17日ニュースであったアングリーバードの開発元(ロビオ・エンターテインメント)買収が財務的にどう影響するか次の決算要チェックです。

セガサミー時価総額

2014年の時価総額5600憶を超えて6000億の大台を突破しています。

セガサミー株価推移

※google ファイナス調べ

比較するとバンダイナムコの勢いがすごいですが、何とか巻き返してもらいたいものです。

PBR推移

過去平均 PBR 1.37  感染症が明けてからPBRは上昇傾向。パチンコパチスロ遊技機器の需要の底打ちや、ゲーム・映画のヒットなど明るい話題も増えてきていることも要因だと考えています。

セガサミー 会社説明資料 2023年2月より

つづいて各事業セグメントについて

エンターテイメント事業について

セガといえば、ゲームやゲームセンターの運営が有名ですが、ゲームセンター事業からは撤退しました。現在は、スマートフォン、プレイステーション、SWITCH、STEAMなど、様々なプラットフォームでゲームを提供しています。また、コナンやルパンなどの映像制作も手掛けていることが意外でした。

アミューズメント施設の運営は21年撤退しています。

ソニック・ペルソナ・龍が如くなど日本国内で人気なIPから、欧州で人気な日本語化が大いに期待されるFootball Managerなど知っているIPが多くあります。

日本だとあまり報道されていませんが、「ソニック2」の映画が北米で最高興行収入544億を記録していたようです。

映画ヒットもあってライセンスアウト(ライセンスの使用許諾)でも売上伸ばしているようです。

これは カプコンや任天堂やバンナムやソニーなども力を入れているところかもしれません。

遊技事業について

スマートパチンコ・パチスロはパチンコ玉、メダル物理的払い出しが発生しないため、運営側の管理コストが減少などメリットも大きいため、パチンコパチスロの筐体の入れ替えは進む良い兆候があるとのことです。

続いてリゾート事業

リゾート事業は万年赤字な点が気になりますね。カジノだけでみると売上総利益は黒字のようですが

※こちらのみ 2023年3月期 第3四半期決算プレゼンテーションを抜粋しています。

まとめ投資判断について

他のゲームメーカーに比べて不採算事業の処理が遅れている印象があり、投資家評価として割を食っている印象があります。直近2つの大きなニュース 1つ目はIRリゾートの国内認可(大阪・舞洲)がほぼ確定になったこと。2つ目グローバルIPである「アングリーバード」のIP獲得が良し悪しどちらに転ぶかというところが、非常に面白い銘柄になっていると思います。株の旅人中の人的には投資妙味があると考えています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました