企業分析 任天堂

企業分析

世界中で大ヒットを記録した「ゼルダの伝説 BotW(ブレワイ)」の続編。「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」が5月12日に発売する任天堂について企業分析をしていきたいと思います。

任天堂の企業概要

項目任天堂
本社所在地〒601-8501 京都市南区上鳥羽鉾立町11-1
業種分類ゲームハード ソフト販売
代表者名古川俊太郎
設立年月日1947年11月20日
市場名東証プライム
上場年月日1962年1月
従業員数(単独)2,765人
従業員数(連結)7,136人
平均年齢39.8歳
平均年収9,880千円
トピックSwitch の世界的ヒットにより、ハード・ソフト販売で総首位。海外売上比率が高い。約80%
PER16.3倍
PBR2.79倍

※4月7日時点

任天堂の売上・営業利益推移

2021年任天堂の営業利益は6400億円で、12年ぶりに過去最高を更新しました。これは、巣ごもり消費を追い風に「Nintendo Switch」と関連ソフトが好調だったためです。任天堂は、1980年に元祖携帯ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」を発売して以来、ゲーム機本体や利益率の高いソフトの売り上げと軌を一にして、業績ハードの成績に応じて大きく変動しています。wiiとswitchのヒットと対象的にwiiUの苦戦時期は初めて赤字となり苦しい時期も経験しています。42年間をみると2021年3月期が最高の営業利益でその後も高い営業利益で推移しています。

主な任天堂ソフトの販売数

ゲームタイトル売上本数発売日
スーパーマリオブラザーズ4,400万本1985年9月13日
ポケットモンスター 赤・緑3,700万本1996年2月27日
マリオカート8 デラックス2,200万本2017年4月28日
スプラトゥーン21,600万本2017年7月21日
スーパーマリオ オデッセイ1,500万本2017年10月27日
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド3,000万本2017年3月3日
ポケモンスカーレット・ヴァイオレット2,000万本2022年11月18日

メガヒットタイトルが多くすべてを記載するのは難しいですが、これだけヒットを続けるゲームメーカーはいないと思います。

任天堂時価総額推移

2010年からの時価総額推移をみると2012年初の赤字 2013年wiiU発売するもハード販売不振による2期連続赤字で大きく時価総額が減少した後、2021年現行ハード・ニンテンドーswtichのヒットと巣ごもり需要により時価総額を大きく伸ばしています。22年以降はswitchの人気も徐々に減速しています。switch次期も発売後6年を経過しているため、時価総額も下落気味となっています。

任天堂株価推移

※google ファイナンス引用

2021年をピークに現在5198円(23年4月7日時点)

配当利回りも3.92%と高配当になってきています。

任天堂PBR推移

2010年過去平均かPBRが2.57倍。現在が2.79倍。ここ数年割高感がありましたが現在は買いやすい価値といえると思います。

任天堂の2023年3月期第3四半期決算説明資料について

※決算資料より引用

3Qまでは減収減益

売上高は海外が約8割円安の良い影響は受けていたはずですがマイナス。

switch発売から6年減少しているとはいえ、まだハードがこれだけ売れるのはすごいのですが、次期ハードの情報どうしても期待してしまいますね。

今年発売される主なゲームタイトル。

前作3,000万本売れた続編の「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」本当に期待大です。

株の旅人中の人は(やらない人いねぇよな)と思っています。

任天堂は、自社が所有するキャラクターやゲームタイトルを活用して、様々なビジネス展開を行っています。例えば、キャラクターのライセンスを他社に提供することで、商品の販売やイベントの開催などを行っています。また、アニメや映画の制作、テーマパークの運営なども行っています。さらに、自社のハードウェアやソフトウェアの開発も続けており、新しいゲームタイトルや機能を常に追加することで、ユーザーに新しい体験を提供し続けています。

今期はスーパー・ニンテンドー・ワールドがユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に続いて、本場ユニバーサルスタジオハリウッドにもオープン。スーパーマリオを主人公とした映画がアメリカ・日本でも公開予定、IPの分野の売上が今後伸びそうです。

まとめと投資判断について

現在switchの高齢化があって徐々に売上や株価が下落基調ですが、次期ハードの情報もしないままで収益を稼いでいて本当に強い企業だと感じています。一番は次期ハードの発表に期待していますが、他社ハード?であるスマホアプリへのゲーム提供やニンテンドーオンラインのサブスク売上の拡大余地がまだまだある点。IP分野の拡大余地 マリオやピカチューなど世界で一番知っているキャラクターを多く保有しているにもかかわらず500億円程度の売上で大きな伸びしろがあると考えています。(参考までにウォルトディズニーは2兆円の売上があります。サンリオは約500億※物販も含む)

次期ハードの発表前での任天堂株の購入はリスクは高いと思いますが、購入方向で考えています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました