カバー株式会社(hololive holostars)企業分析

企業分析

今回は二大Vtuber事務所のカバー株式会社の企業分析をしていきたいと思います。ライバルの

ANYCOLOR株式会社(にじさんじ)と比較しながら見ていきたいと思います。

カバー株式会社の概要

項目カバー株式会社 概要
本社所在地〒101-0021 東京都千代田区外神田2-2-3 住友不動産御茶ノ水ビル
電話番号03-6280-4036
業種分類情報・通信
英文社名COVER Corporation
代表者名谷郷 元昭
設立年月日2016年6月13日
市場名東証グロース
上場年月日2023年3月27日
決算3月末日
単元株数100株
連結事業配信・コンテンツ ライブ/イベント、マーチャンダイジング、ライセンス/タイアップ

カバー株式会社の沿革

続いてカバー株式会社の沿革をANYCOLOR社と比較しながら見ていきます。

年度カバー株式会ANYCOLOR株式会社
2016年カバー株式会社設立
2017年VR卓球ゲーム「Ping Pong League」をリリース、VTuberアイドル「ときのそら」の活動を開始、hololive 開始いちから株式会社として創業
2018年女性VTuberグループ「hololive」を立ち上げ「にじさんじ」開始
中国・台湾VTUBER事業も開始
2019年音楽レーベル「イノナカミュージック」を始動、男性VTuberグループ「HOLOSTARS」を始動
中国動画共有サイト「bilibili」と提携も2019年契約解消
インドネシアに参入
インド参入
韓国参入
中国投資家も含めて7億円の割り当て増資
2020年インドネシアにおける女性VTuberグループ「hololive Indonesia」、英語圏における女性VTuberグループ「hololive English」を開始
中国ライバー全員卒業、中国から撤退
英語圏のバーチャルライバー事業に参入
2021年メディアミックスプロジェクト「ホロライブ・オルタナティブ」を始動社名をANYCOLOR株式会社に変更
バーチャルタレントアカデミーを開始
2022年英語圏における男性VTuberグループ「HOLOSTARS English」を開始、メタバースサービス「ホロアース」の常設ロビー空間のβ版をリリース2022年上場。
2023年東京証券取引所グロース市場に上場予定

カバー株式会社は最初VRゲームから始まっている点、中国圏についてカバー社は距離を置いている点、海外進出はエニーカラーのほうが一歩早いことが分かります。

代表者経歴

続いて代表者の経歴について簡単に触れておくと、エニーカラーに比べて代表が48歳と社会人経験が豊富な点 (エニーカラーの代表 田角陸さんは 96年生まれ)も特徴かもしれません。

谷郷 元昭 1973年生まれ 現48歳

  • 1997年 イマジニア株式会社 サンリオIPを利用したゲームプロデュース担当
  • 2003年 アイスタイル 「@cosme SHOPPING」の立ち上げ
  • 2005年 インタースパイア後のUNITED株式会社 メディア部門立ち上げ
  • 2008年 地域情報メディア 30min.で起業 イードに売却
  • 2016年 カバー株式会社を設立

カバー株式会社のビジネスモデル

  • 収益源
    • 配信/コンテンツ:アドセンス、スーパーチャットなど
    • ライブ/イベント:チケット販売 関連物販
    • マーチャンダイジング:グッズ販売(デジタル販売)
    • ライセンス/タイアップ:メーカーへのIPライセンスアウト等

※カバー株式会社決算資料より抜粋

カバー株式会社とANYCOLOR株式会社直近四半期の決算について

項目直近四半期カバー株式会社エニーカラー株式会社
売上(百万円)76487,434
売上総利益36523730
販管費1970531
営業利益16823199
時価総額1249億1838億
PER(予想)38倍28倍
PBR17.8倍15.5倍

売上規模はほぼ同規模、販管費の違いでエニーカラーのほうが営業利益額が高いです。

PER PBRともにカバー株式会社のほうが割高ですが、投資家から評価されていることが分かります。

カバー株式会社の株価推移について

続いて直近1か月の株価推移についてエニーカラー社と比較してみていきます。

直近の決算もあって、COVERの株価が大きく上昇しています。

カバー(COVER)の事業計画及び成長可能性に関する事項

続いて23年5月12日に出ていた成長可能性の資料を見ていきます。先行していたANYCOLOR社を意識した資料になっていましたのでそちらも見ていきます。

まず、経営陣が経験豊富という点

各セグメントとも大きく成長成長中。

Vtuber ライブストリーミング市場では一歩エニーカラーに後れを取っていましたが次のメタバースについては開発を強化し先行を狙っています。

チャンネル登録者数でみるとエニーカラーを圧倒しています。

VTuber人気ランキングでもカバー社のVTuber事務所(ホロライブが上位を独占中)

※但し、男性系VTuberではANYCOLOR社のにじさんじが葛葉 Kuzuha Channelと150万とリードしています。

切り抜きなどの二次拡散でエニーカラーと差がついているようです。

ユニット企画・ライセンスアウトなどはチャンネル登録者数1位と2位以下との差が大きく出るところ(広告主側からは2番人気のアイドルはプロモーションに使わない)点で今後差が広がっていくと予想しています。

続いてメタバース「ホロアース」の計画について

ライブストリーミングでの双方向のコミュニケーションからメタバースでのコミュニケーション、ファン同士の交流につながりさらに盛り上がっていくのか期待です。

最後に簡単に23期の業績と来期の業績予想を見ていきます。

23期の結果は売上は約50%増 営利プラス84% 大幅成長

来期予想は売上+30% 営利で+36%と伸びは鈍化していく保守的な目標になっています。

カバー株式会社についてまとめ

株旅中の人としてエニーカラーとカバーどちらの株を保有したいかと言えばカバー社ではありますが、ホロアース(メタバース)が受け入れられるのかがポイントになりそうですね。

今後のホロアースについて 【2023年4月版】

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