日本を代表するYouTubeクリエイターエージェンシーであり、日本のトップクリエイターを抱えることで知られています。また、TikTokなどの新しいプラットフォームにも積極的に参入し、多角的な展開を行っているUUUMの決算を見ていきたいと思います。
企業概要
代表者名 | 梅景 匡之 |
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設立年月日 | 2013年6月27日 |
市場名 | 東証グロース |
上場年月日 | 2017年8月30日 |
事業概要 | ユーチューバーの制作サポート事業展開。動画視聴数連動のアドセンス及びグッズなどの販売 |
時価総額 | 151億 2023年4月2日現在 |
PER | 23倍 |
PBR | 3.27倍 |
事業内容
大きく分けて4つの事業があります。
アドセンスのビジネスモデル
クリエイターがYoutTubeに動画投稿をした際に発生した収益をUUUMが受けとり、手数料を除いクリエイターに支払うモデル

マーケティングサービスのビジネスモデル
顧客企業の商品やサービスを紹介した動画をクリエイターのチャンネルで公開したり、クリエイターのSNSにて商品を紹介することに対する対価をUUUMが受領し、一部を動画制作料や出演料としてクリエイターに支払うビジネスモデル。

グッズのビジネスモデル
クリエイターとUUUMで商品企画を行い、クリエイターが告知宣伝を行い、UUUMが仕入・配送を行い発生した収益をクリエイターとUUUMで分け合うビジネスモデル

ゲームのビジネスモデル
クリエイターとUUUMで共同企画を行い、UUUMが開発協業先にゲーム開発を依頼。
ゲームリリース後のゲームで発生した収益をクリエイターと開発業者とUUUMで分け合うビジネスモデル

2023年5月期 第二四半期決算
項目 | 23/5期 2Q累計 | 22/5期 2Q累計 | 前年同期比 |
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売 上 高 | 12,056百万円 | 10,888百万円 | 111% |
粗 利 益 | 3,811百万円 | 3,309百万円 | 115% |
販 管 費 | 3,303百万円 | 2,970百万円 | 111% |
営業利益 | 508百万円 | 339百万円 | 150% |
当期純利益 | 239百万円 | 190百万円 | 126% |
UUUMの2023年5月期の第二四半期決算では、売上高が前年同期比111%増の12,056百万円となり、粗利益は115%増の3,811百万円、販管費は111%増の3,303百万円となりました。営業利益は150%増の508百万円、当期純利益は126%増の239百万円となりました。この結果、UUUMは前年同期に比べて、売上高や利益を大幅に伸ばしています。
この決算の結果は、UUUMがYouTubeやTikTokなどの動画プラットフォームにおいて、広告収入を上げたことが原因と考えられます。UUUMは、多数のクリエイターと契約を結び、彼らの活動を支援することで、より多くの視聴者を獲得し、広告収入を増やしていると言えます。


決算資料ではアドセンス以外の収益源が伸びていいることを推していました。
グッズ販売やインスタグラム・tiktokなどSNSの代行など、YouTubeの広告収益だけのイメージは払拭できているのかもしれません。
株価推移について

過去5年で株価については苦しい状態が続いていましたが、売上の多角化を注力した結果が徐々に出てきているように見えます。YouTubeやインスタやFBなどのSNSのサポートを行う上場企業はたくさん出てきていますが、その中でもトップクリエイターが多く在籍しているUUUMが反転攻勢していくかどうか非常に楽しみです。
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