エディオン 企業分析

企業分析

今回も保有銘柄であるエディオンの企業分析を地元大阪本社であるライバルの上新電機(ジョーシン)と比較も交えて、見ていこうと思います。

エディオンと上新電機 企業概要比較

項目エディオン上新電機(ジョーシン)
本社所在地〒530-0005 大阪市北区中之島2-3-33 大阪三井物産ビル〒556-8550 大阪市浪速区日本橋西1-6-5
代表者名久保 允誉金谷 隆平
設立年月日2002年3月29日1950年2月2日
上場年月日2002年3月28日1972年9月
決算3月末日3月末日
単元株数100株100株
従業員数(単独)8,149人3,605人
従業員数(連結)9,336人4,144人
平均年齢41.7歳43.2歳
平均年収5,200千円5,700千円
トピックもともと中国地方で強かったで家電量販エイデンと中部地方で強かったエイデンが合併してできた会社その後関西家電量販店のミドリ電化や関東の石丸電機などが合流地元関西資本を全面に推した家電量販店、阪神タイガースやNMB48などをCMに多く起用。エディオンはもともと広島では?という意識が強い
特色ニトリとの資本提携もあり家具もある
特徴フランチャイズが多い
直453店舗 FC757店舗
直営店が多い 
直208店舗 FC5店舗
※2023年4月7日しらべ

2000年代に合併を繰り返したエディオンと独立性を重視したジョーシン見てみると、従業員数も2倍 店舗数では5倍くらい差がついていました。

エディオン・上新電機(ジョーシン)時価総額推移比較

2013年時価総額でジョーシンが追い抜くが、現在はエディオンの時価総額はジョーシンの2倍強になっています。

エディオン・上新電機の各種経営指標の比較

過去5年の売上成長平均(売上CAGR)は上新電機が勝っているが、過去5年の営利成長平均(営利CAGR)についてはエディオンがプラスで上新電機がマイナス。ジョーシンは家電とおもちゃのみ

エディオンは利益の高いといわれる家具もある点で差がついていると考えています。

両社ともPBRが1倍を切っている状態で超割安(投資家に期待されていない?)な状態になっています。

株価推移

株価推移(5年)でみると軟調。ジョーシンは5年で株価が半分以下になっています。

上場家電量販上位5社でみても非常に厳しい業界といえるかもしれません。

エディオン 直近決算資料について

話を戻してエディオンの直近2023年3月期 第3四半期決算説明を見ていきます。

売上は2020年の巣ごもり需要から一度落ち込みましたが、若干回復。営業利益率は改善。株の旅人中の人はIT企業で働いているため、経常利益率が2%台というのが非常に厳しい業界だと感じています。経常利益5%以上は欲しいので、価格競争を長年戦ってきたノウハウで高粗利の業界にチャレンジしてほしいと考えています。

子会社の夢見る株式会社が運営するロボ団(プログラミング教室)がWRO(国際ロボットオリンピック)に入賞したようです。

プログラミングは必須科目となり成長が見込め、社会的意義の高い事業だと思っているため頑張ってほしいと思っています。

まとめ

エディオンはバラバラだった会社が合併しながら大きくなった会社で、多様性・柔軟性を持った会社だと思っています。

家電量販店の業界としては市場成長余地が少ないと考えていますが、厳しい業界で培った事業運営をほかの業界にうまく参入できれば、企業としては成長できるのでは?と考えています。

おまけ

エディオンは配当利回り3.43%。100株保有で株主優待エディオンギフトカード3000円分(2.34%相当)併せて約5.8%利回りで非常に高利回りになっています。

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